足のむくみを感じていませんか?

空気感が夏から秋へ移行しましたね。
五感が「なんとなく」感じる、その感覚ってすごいですね。

現代はますます季節感が分かりにくい環境になっています。
五感で感じるという人間本来の感覚を鈍らせないよう、意識して暮らさなければなと思います。
五感が鈍くなると、ちょっとした体の変調や
気持ちの波や、逆にずっと水中に潜ったままのような心の状態に気づきにくくなるような気もしています。
それは生活しづらく、気づいた時には病気になっていた…なんてことも。


さて夏が終わると言っても、エアコンのお世話になる時期がしばらく続きます。
熱中症対策はとても大切ですが、体は冷えっぱなしになってます。
そう、冷えは寒い季節・・・とは限らない時代なのです。
外に出ると暑いので、冷えをあまり意識していない方も多いかしれませんね。

冷えると免疫力が下がりますし、自律神経も乱れます。
浮腫みも出ます。
これからの台風の時期は気圧の関係で自律神経が乱れるため、一層浮腫みやすくなってきます。

自分は最近、浮腫みが気になり始めています。
エアコンによる足の冷えは少し前からあったので
そろそろ足のセルフトリートメントを始めようかと考えています。

少し、むくみについてのお話をさせてください。

心臓が送り出した血液が、動脈を通り体の隅々の毛細血管に達します。
すると毛細血管の小さな隙間から間質液として、
細胞やと細胞と細胞の間に沁み出ます。

これは酸素や栄養素を細胞に与え、
細胞が活動することで発生した二酸化炭素(炭酸ガス)や老廃物を受け取るためです。
受け取った二酸化炭素と老廃物は
また毛細血管の静脈側やそばにあるリンパ管に再吸収され心臓へ戻っていきます。

・・・ということが私たちの体は、意識しなくてもしてくれているのです。
人間の体って素晴らしいですよね。

毛細血管から染み出る間質液量と再吸収される量は常に同じ。
細胞と細胞の間に存在する水分(間質液)が一定です。

しかし、何らかの原因で沁み出る水分量が多すぎる、
または再吸収がうまく行かなかったりすると
水分が皮下に溜まっていきます。

これを「むくみ」と呼んでいます。


いかがですか?

むくみは老廃物が溜まっているということ
入ると出るのバランスが崩れているということは、
他にも影響を与えているのかも・・・と
想像もできそうですよね。

わたしたちは毎日、どのようにして
”むくみ” という状態を作っているのかと言いますと

長時間同じ姿勢(立ちっぱなし、座りっぱなし)で筋肉を動かさない(筋ポンプ)

加工食品(インスタント、レトルト、お惣菜)、濃いめの味付けによる塩分過多

水分過多または不足、アルコール摂取

栄養バランスが偏った食事(k、Ca、Mg、VB1、たんぱく質不足)

生理、妊娠、更年期など女性ホルモンバランスの乱れ

冷え、血行不良

運動不足による新陳代謝低下

精神的ストレスによる自律神経の乱れ


これらのことが重なって起こります。

また薬による場合や疾患による浮腫みの場合もありますが
ほとんどは生活の中で、私たちが気をつければ
むくみから遠ざかった体を手に入れることができるのです。

台風による気圧の影響としては、台風が接近すると気圧が下がります。
その影響を受けてと血流が悪くなり、リンパ液の流れも悪くなるので
結果として浮腫みが出やすくなります。


老廃物が溜まると、寝ても疲れが取れない
なんとなくだるい
体が重い
何をするにも億劫になるなど、
気持ちまで何か滞ってるような感じになってきます。


むくみを放っておくと硬く張った状態になり
まるで脂肪がついたようになりますので
早めに。
そしてむくみが少ない人でも予防として
自分の生活の見直しと一緒に
アロマテラピーを取り入れて
積極的にむくみに対処してみてはいかがでしょう。


アロマテラピーでむくみには
リンパの滞りにアプローチする精油を活用します。


たとえば

ゼラニウム
ジュニパー
グレープフルーツ
サンダルウッド
サイプレス

※女性ホルモン系の疾患や高血圧薬,てんかん薬、その時の気持ちの状態を考慮する必要があります。


精油とを植物オイルで希釈したアロマケアオイルで
リンパ液を足のつま先から心臓に向けて
流れるように、優しくトリートメントしていきます。

お風呂上りやテレビを見ながら
ご自宅でセルフケアをしてみてください。


サロンではおひとりおひとりの体調や生活環境などをお聴きしながら
精油を選んでいます。

長期アロマサポートメンバーさんにも
むくみを気にされている方が数名いらっしゃって
毎月1回、サロンのアロマトリートメントでのメンテナンスと
ご自宅でのセルフケアでアロマケアオイルをお渡しして
積極的に自分を整えることを実践されています。


精油の持つ、植物100%の香りに包まれながら
アロマトリートメントやおうちケアをすると
むくみだけではなく、気持ちが落ち着きますし
無意識のうちに入っていた肩の力がふっと抜けて
優しい気持ちになります。
わたしたち人間は、精油から肉体的な面だけでなく精神的な面にも同時に
何かを受け取っているということ。
これがアロマテラピーです。


精油は1種類よりも2種類以上をブレンドすることで
相乗効果をもたらします。

たとえば
ゼラニウムとグレープフルーツを合わせると
フレッシュで優しい甘さの香り

ジュニパーとサンダルウッドを合わせると
スッとしながらどこか静かに心が落ち着く香り


ぜひボディケアオイルをお使いになる時は本能を刺激する精油を
合わせて使っていただけるといいなと思っています。

<長期アロマサポート>
https://kaoruhito-aroma.com/menu-price/long-term-support/

このコラムを書いた人

薫る人オーナーセラピスト井手ひろみ
薫る人 オーナー セラピスト
井手ひろみ

たっぷりとお話をする傾聴カウンセリングと
アロマやクレイ、そのほかいろいろある自然な方法で
女性たちが元気になったり、つらさを手放していったり
茨城県のつくば市で、そんなサロンをしています

施術や講座など、詳しくはホームページをご覧ください